FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
M-005
スマートシティの3D地理空間表現とコミュニティサービスのためのデータモデル
西脇彩香(国際航業)・橋本和夫(早大)・山田啓二・田端謙一・小田三千夫(国際航業)・Abdur Rahim(Create-Net Trento, Italy)・Panagiotis Vlacheas・Vera Stavroulaki・Dimitrios Kelaidonis・Andreas Georgakopoulos(WINGS ICT Solutions, Athens, Greece)
本論文では,都市の地物と多様なセンサーから得られる情報を統合したデータモデルの基本的な構成を明らかにした.スマートシティは社会インフラをICTや環境科学等を用いて効率的に管理する概念として認識されている.従来は低炭素社会や省エネルギーコミュニティを形成するための基盤技術を意味するものであった.さらに東日本大震災以降では災害時における社会インフラの耐久性や回復力など,レジリエンスの概念も含むように進化している.スマートシティプロジェクトにおいてエネルギー管理は共通課題であり,その他のコミュニティサービスによってプロジェクト間の差別化が図られている.これらの条件に基づくデータモデルの検討と行った.