FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
L-019
動的制御機能を持つデータ収集システムフレームワークの提案
堀 裕貴・長坂康史(広島工大)・千代浩司・濱田英太郎(高エネルギー加速器研)・山木戸啓亮・西村俊彦(広島工大)
近年のネットワーク技術の発展により,物理学実験において用いられるデータ収集システムにおいても,これらの技術を用いた効率的なシステムの構築が可能となった.
本研究室では,データ収集システムフレームワークDAQ-Middleware (DAQ-MW)を他研究機関と共同開発している.しかし,既存のDAQ-MWでは,システム動作中にデータ収集ノードに機器制御情報を送信する機能が備わっていない.そのため,機器制御に必要な時間が実験の効率を低下させている.
そこで,本研究では,既存のDAQ-MWに対して、動的に制御情報を送信するメカニズムを提案・導入し,動的制御が可能なデータ収集システムフレームワークとすることを目的とする.