FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
L-008
スマートフォンの複数センサを用いた歩容識別に対する様々な状況の比較検討
渡邊裕司(名古屋市大)
スマートフォンに含まれる重要な個人情報を守るために様々な個人認証がある.筆者らの先行研究では,被験者に対してポケットに入れただけでなくタッチ操作や通話をしながら歩くなど,様々な保持状況下で加速度データを取得し,その加速度から特徴を抽出して歩容認証を行った.しかし,被験者4名に対する予備実験の段階であった.また,各被験者に対して1回だけの実験であり,例えばポケットの位置が異なる場合,別の日に追加実験を行った場合なども調べていなかった.そこで本講演では,被験者を増やして様々な状況においてデータを取得し,加速度だけでなく傾きや回転速度なども用いて歩容認証を試みた結果について報告する.