FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
L-003
パケット情報を用いたトラフィック可視化システムの作成
田村尚規・甲斐 博(愛媛大)・森井昌克(神戸大)
マルウェア感染の被害は増加の一途をたどっている.マルウェアに感染したコンピュータは,ユーザの意図しない不正な通信を行うことが知られている.しかし,既存のツールを用いて通信トラフィックから異常を見分けるには専門知識が必要であり,万人向けとはいえない.そこで本論文では,個人のコンピュータ上で送受信されるパケットの情報を取得し,パケット情報から異常の有無を判定し,結果得られたトラフィック情報を可視化するシステムを作成する.パケットの取得にはパケットキャプチャAPIであるpcapを用いる.また,トラフィックの可視化には3DグラフィクスAPIであるWebGLを用いる.