FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
K-045
高密度二次元コードのブロック誤りとランダム誤りに対応する二重誤り訂正システムの検討
寺浦信之(テララコード研/九大)・井上 徹(広島修道大)・櫻井幸一(九大)
二次元コードを,さらに大容量化できれば,その応用はさらに広がる.大容量を実現するために多色多領域の高密度二次元コードを提案する.データ密度を大きくするために,高密度二次元コードを縮小していくと、色識別の誤識別率が高まる.誤識別率がRS符号に基づく誤り訂正機能の限界を超えると,読取不可となる.RS符号は,データコードシンボル単位の誤り訂正を行うので,ブロック誤りについては有効だが,データコードシンボルに1ビットづつの誤りが発生するランダム誤りについては,訂正性能力は低い.縮小時の色識別の誤りはランダム誤りである.そこで,ランダム誤りに対応する新たな誤り訂正の仕組みを導入を検討する.