FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
K-043
造形物内部への情報埋め込みによる3Dプリンター用データの著作権保護技術
鈴木雅洋・Piyarat Silapasuphakornwong・上平員丈(神奈川工科大)・高嶋洋一(NTT)・海野 浩・鳥井秀幸(神奈川工科大)
3Dプリンター用データの著作権保護技術について検討した。3Dプリンターは、ものづくりや物流のあり方を変える技術として注目を集めているが、その一方で、3Dプリンターを悪用した海賊版製造による著作権侵害が懸念されている。筆者らは、造形物の内部を微小な領域によって構造化することで造形物内部に著作権情報を埋め込み、それを非破壊で読み出すことで著作権情報の確認を可能として、著作権侵害に対抗する技術を検討してきた。本研究では、サーモグラフィーを用いて非破壊で読み出す方法について、造形物の形状や密度などについての適用範囲を検討する。