FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
K-029
行き交いの多い通りにおける先行歩行者経路を用いた視覚障碍者歩行支援
北村浩貴・竜田 力・植村喜弘・梶原祐輔・島川博光(立命館大)
30万人以上の視覚障碍者の69%が単独歩行をしている.その誘導へのICT利用が提案されている.視覚障碍者は屋外歩行時に点字ブロックを辿る.既存手法はGPSでその辿りを誘導する.しかし,点字ブロック上には駐輪自転車や人の滞留がある.安全な誘導には,障害物の回避が必要である.晴眼者は安全な経路を選択し歩行している.その歩行経路を利用すれば視覚障碍者を安全に誘導できると考えられる.本研究では視覚障碍者の腰にKinectを装着し,取得した画像から前方歩行者の向きや歩行速度,距離を算出する手法を提案する.算出値から前方歩行者を重み付けし,最適な経路に視覚障碍者を誘導することを考える.