FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
K-025
英語コースウェアにおける繰り返し学習時間のMTSを用いた分析
渡邊博之・川嶋正士(日大)
英語の繰り返し学習型コースウェアを対象に,学習時間に含まれる合格時間から単位空間を作成した.英単語では混合式の学習時間を分析し,混合式と選択式の合格時間の差異を求めた.また,英文法では記述式の学習時間を分析し,音声の有無による合格時間の差異を求めた.この結果,英単語ではマハラノビス距離から,選択式に比べて混合式の学習時間は長いが,問題形式によらず,一部の英単語と熟語のSN比の利得が大きいことを明らかにした.また,英文法ではSN比の利得からBe動詞より一般動詞,現在形より過去形,YES/NO疑問文よりWH疑問文の学習時間が長く,学習時間では音声を何度も聞くが,合格時間では音声なしで回答していることを明らかにした.