FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
K-024
探索型検索を用いた学習ナビゲーションツールの検討
村上貴彦・横山 誠・中村太戯留・上林憲行(東京工科大)
我が国は近年,受動的な教育の場を見直し自律的・能動的な学習態度の育成が必要であると指摘されている.本研究では,自律的・能動的な学習様式を自ら教材を発見し学習することと定義し,Webを用いた探索的検索による教材発見と学習のナビゲーションツールを検討した.探索的検索に必要とされる「わかり易いページを返す」支援に着目し,テキストの難易度を判定し学習者に推薦するツールを想定し,実証的検討を行った.結果,一般的な情報サイトのテキスト難易度は中学2年生~3年生レベルであることが示唆された.また,テキスト難易度以外の要素についても人間の難易度判断に影響する可能性があることが示唆された.