FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
K-021
薬用植物園における支援アプリを用いた観察方法の改善
北池秀次(徳島大)・葉田善章(放送大)
近年,予防医学の見地から薬用植物園や生薬への関心は高くなりつつある.観察を主とする薬用植物園には植物が何百種類と多く,名称や薬用となる使用部位について形態的に鑑別できるよう観察を充実させる具体的な方策が必要となってきている.観察において人の記憶の想起活動を支援するには,観察の方法と記憶に基づくシステムが重要となる.植物は周りの情景と精緻化しているため,その周りの情報と紐づけして思い出すことが効果的と考えられる.本研究では,植物に対し関連する情報をあるタイミングで情景に表示させることで,これまでのデジタルカメラを用いるよりも想起が支援できるシステムを提案する.