
抄録
K-009
キーボード操作の時系列情報を活用したコーディング学習支援手法の提案
◎星野裕樹・納富一宏・西村広光・示野浩士(神奈川工科大)
大学生を対象としたプログラミング教育において,プログラムの命令記述に関する知識は十分であるが,コーディングに関する技術が不十分である学生が多く見られる.そのため,学生が記述したプログラムは,インデントが適切に付与されていないことによる可読性の低下や,条件や関数の終わりを示すコードの記述忘れによってエラーが起こることがある.筆者らは,こうしたコーディングの技術不足による問題を解決するため,適切なアドバイス機能を有する学習環境の構築を進めている.本稿ではキーボード操作の時系列情報を活用したコーディング学習支援手法の提案と実装例を示すと共に,授業での試用結果について報告する.