FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
K-003
エージェントモデルによるリスク意識向上の研究
齋藤耕一(コウゲツ)
自主防災のリスク情報共有化の問題では,現在では個々の生活様式が多様化しており,住民生活をクラスターで捉えるのではなく,住民生活の一人の心理や内部状態を明らかにすることが求められる.従来の方法は,住民毎に対して生活スタイルの違いによっていくつかのクラスターに分け,その中からターゲットクラスターを選択する方法である.ターゲットクラスターの抽出分析することによるアプローチは一定の成果をあげてきたものの十分とはいえなかった.本研究では,住民を合理的意志決定者ととれえ,住民に対する防災の自由意見データに基づいて新たなエージャントモデルの構築の第一歩として自主防災活動に関する意志決定がどのようになっているとかをアンケートの自由回答から解明する.