FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
J-048
音声対話と身体表現を持つ人型ロボットの受容性検証
高山伸也・酒澤茂之(KDDI研)・愛澤伯友(名古屋学芸大)
近年、人型ロボットが開発され、生活支援や介護、災害救助等の物理的なサポートだけでなく、人間とのコミュニケーションを通じてコンピュータや様々な情報端末へのアクセスが容易になることにより、情報的なサポートをする仲介者としても期待されている。頭部や腕等による擬人的な表現は効果的な情報伝達を実現することから、人型ロボットが人間と同様の身体表現を提示できれば、魅力的なサービスとなる。これまでに、筆者らは、発話と共にタスクを実行する人型ロボットにおいて、身体表現の伝達性を検証した。本稿では、音声対話インタフェースを備えたスマートフォン向け育成ゲームを人型ロボットに適用し、伝達性の高い身体表現を実行して、その受容性を検証した。