FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
J-045
第二言語での会話構造が視線動作に及ぼす影響についての分析
伊集院幸輝・石田 充・堀内保大(同志社大)・馬田一郎(同志社大/NICT)・山本誠一(同志社大)
近年の情報通信技術や運輸技術の発展により,世界のグローバル化が進んでいる.そのため,第二言語でのコミュニケーションの重要度が高まり,第二言語会話における構造を理解する事が急務である.本研究は,三人会話における発話者と聞き手の視線動作を定量的に分析し,言語間での非言語情報として視線動作の差異を解明することを目的としている.その結果,発話者も次の発話者をよく注視していることが有意に示された.そのことから母語と第二言語での会話では,会話の構造が異なっており,それが要因となって視線動作が言語間で異なっていることが示唆された.