FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
J-038
画像処理技術を応用した静電容量式タッチパッドのタッチ信号とノイズの識別
原田 敦・三宮千尋・那和一成(トヨタIT開発センター)・岩下明暁・花木秀信(東海理化電機製作所)
静電容量式タッチ入力システムは、直感的な操作ができるため、スマートフォンなど各種デバイスに応用されている。しかしながら、タッチセンサは水滴のような導電性物質に反応しやすく、電磁界ノイズの影響を受けやすいため、導電性物質への対策やノイズへの耐性を高めることが重要である。本研究では、静電容量式タッチパッドで得られたタッチ時と電磁界ノイズ印加時のセンサデータに対して、画像処理技術を用いて特徴量を抽出し、タッチパッドへの入力がタッチ信号か否かをSupport Vector Machine(SVM)で識別した。その結果,99%以上の精度で識別でき、本手法の有効性を示すことができた。