FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
J-032
片手親指特性に基づくフリック入力手法を用いたソフトウェアキーボード
渡部博紀・佐藤晴彦・小山 聡・栗原正仁(北大)
スマートフォンやタブレットの入力方式として様々なソフトウェアキーボードが存在するが、その多くは端末のサイズにより入力しにくいキーが存在する。これを解決しサイズによらない片手親指でのスムーズな入力を可能にすることには大きな意義がある。既存の研究ではこの問題を、片手親指の駆動範囲に適した大きさのキーボードを自動生成する手法で解決している。しかし用いているツータッチ入力方式に類似した方法では入力速度が大きく低下すると考え、本論文ではフリック入力方式を用いた片手親指の駆動範囲に適したソフトウェアキーボードを生成することで、片手入力に特化した上で入力速度も改善することを目指したキーボードの実装を行った。