FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
J-027
札同士の重なりを考慮した花札画像認識とその応用
圓谷将大・高井昌彰(北大)
画像認識の分野において、他の物体との重なりや反射光などで認識対象の一部分が隠されてしまい全体像が捉えられない事態は頻繁に起こりうることであり、対象の情報が一部分しかない状態での高精度の認識はこの分野の課題の一つである。そこで本研究では、物体同士の重なりが頻繁に発生するカードゲーム、中でもトランプのように決まったマークなどのない花札に焦点を当て、事前に調べた札の特徴点にクラス分けを施し、各クラスの認識結果から札の有無を判定する、札の重なりを考慮した花札の認識手法について述べる。さらに本研究の最終目標である花札初心者支援システムへの応用例についても述べる。