FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
J-005
第2言語会話における言語能力と視線動作に関する量的分析
馬田一郎(NICT)・谷添友哉・伊集院幸輝・山本誠一(同志社大)
第2言語会話における話者の視線行動と言語能力との関係について、量的分析を行った。第2言語会話において、話者の言語能力は発話中の注視行動に影響を及ぼすと予測される一方で、これまでの発話中の話者の視線行動に関する量的分析では話者の言語能力による影響は顕著ではなかった。本研究では、第2言語会話と母語会話について因子分析の結果を比較した。分析の結果、三人での第2言語会話においては第2言語能力の低い話者はグループ内で最も高い話者を注視しながら話す傾向が示唆された。