FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
J-004
画面配色パターンが作業者に与える影響 -NIRSを用いた分析-
福住伸一(NEC)・渡邊伸行・神宮英夫(金沢工大)・笠松慶子・太田裕介(首都大)・谷川由紀子(NEC)
実際のVDT作業で想定されうる画面配色について、ユーザビリティに配慮された特長的な配色パターンが、疲労や快適性の観点からも人間にとって好ましい配色パターンであることを調べるために、それら特長的な配色パターン及び疲れやすいと評価されている配色を用い、生体情報変動(脳内血中ヘモグロビン濃度)及び主観評価を実施した。その結果、生体情報、主観評価ともに、シアン系の配色の評価が低いことがわかり、メンタルワークロードの観点から評価した前回研究を支持する結果となった。また、脳内血中ヘモグロビン濃度から、ユーザビリティに配慮された配色は快適性の観点からも人間にとって好ましい配色であることが示された。