抄録

◎川田健司・齊藤剛史（九工大）

本研究ではユーザの片目の動きを捉えるEyeカメラ1台と視界を撮影するSceneカメラ1台から構成されるInside-Outカメラを開発し、単眼によるユーザの注視点を推定する手法を提案した。しかしEyeカメラとSceneカメラの光軸のずれから注視点推定精度が低下する問題および注視対象距離に対する検証が不十分な問題があった。本稿では、カメラの位置を修正することで推定精度を向上する。さらに注視対象との距離変化による評価実験を通じてInside-Outカメラを用いた単眼による注視点推定手法の性能を検証する。