FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
I-032
トリックアートを用いたプロジェクションマッピング制作に関する研究
赤松克馬・村木祐太・西尾孝治・小堀研一(大阪工大)
近年,映像を立体スクリーンへ投影する手法であるプロジェクションマッピング(PM)が注目を集めている.しかし,PM技法のひとつである3D表現は熟練された技術と多くの時間が必要であり,作成することは困難である.3D表現は,トリックアートで用いられる視覚効果を利用することで実空間に仮想物体を出現させることなどの非現実的な空間の表現を可能とする.そこで,本研究ではコンテンツ制作を3次元空間上で行い,仮想物体と視点位置の情報からスクリーンへ投影する映像を計算することで,視覚効果を利用したPMを実現する.また,視点位置を自由に設定できるように,Kinectを用いてヘッドトラッキングを行うことで,インタラクティブに投影映像を変化させる.