FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
I-027
周囲の形状を考慮した点群の欠損補間手法の検討
村木祐太・西尾孝治(大阪工大)・金谷孝之(広島国際大)・小堀研一(大阪工大)
近年,3次元計測技術の発達により,実物体を3次元計測しPCに点群データとして取り込み,様々なアプリケーションに利用する機会が増えてきている.しかし,3次元計測で得られる点群データには,オクルージョンおよび計測対象物の材質の影響によるデータの欠損や,ノイズの発生といった多くの問題があり,計測で得られたデータを編集する必要がある.本論文では,3次元計測で得られた点群データの欠損を補間する手法を提案する.本手法では,周囲の形状特徴や密度を考慮することで,違和感のない点群の欠損補間を実現する.本手法を,比較的安価な市販の3次元計測機で計測された点群データに対して適用し,有効性を証明する.