FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
I-019
カメラ映像のぼかし程度の設定に関する検討
菊地勇典・堀江祐貴也・中林沙也・鉄谷信二(電機大)
遠隔地にいる相手とのコミュニケーションや,独居高齢者を対象とした見守りを行う上で,リアルタイムで撮影した映像や行動情報を送受信できるシステムは有用である.しかし,これらのシステムを利用する際,撮影される側となるユーザにとっては,身なりや行動の詳細な内容,自室の状態など,受信側のユーザも含めた他者に知られたくない情報が存在する.
本稿では,カメラのフォーカスリングを調整することによるプライバシ保護の意義と,ぼかし画像におけるぼかしレベルの基準化とその決定をする実験の方法について述べる.