FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
I-018
遺伝的アルゴリズムによる低解像度QRコード画像の復元
古屋 保・森 邦彦(鹿児島大)
幾度もコピーを繰り返したり,撮影までの距離が離れ低解像度となりぼけたQRコードは認識が困難である.そこで,遺伝的アルゴリズムによる低解像度QRコードの復元を提案する.あらかじめランダムなQRコードを幾つか用意し,これを個体集合とし,個体即ちQRコードをフィルターや解像度を落としてぼけさせた画像と,試験画像との差分が小さくなる程評価値が高くなるものとし,GAの遺伝操作を行い,世代を経て最終的に残ったエリートがオリジナルに近いQRコードとして生成される.結果として約1/4に縮小され認識不能になったQRコード画像を.個体数800個以上で,100%の認識率で復元することができた.