FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
I-007
コンクリート画像からのクラック検出におけるフィルタの検討
粟野直之(成蹊大)・小堀研一(大阪工大)
高度経済成長期に建設されたコンクリート建造物は耐用年数の問題から補修や点検作業が急務となっている.点検作業を効率的に行うためには,デジタルカメラで撮影した画像から画像処理によって自動でクラックを検出することが重要である.また,膨大な撮影画像を対象とすることも多いため,高速にクラックを検出できることも重要である.一般に,画像処理において高速な処理を実現するためには,画素単位の処理や局所領域の処理であるフィルタ処理を用いる.本研究では,様々なフィルタ処理等をコンクリート壁面画像に適用し,クラック検出における有用性を考察する.