FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
H-029
色不変特徴を用いた部分複写画像の検出
竹本雅矢(神戸情報大)・西 省吾(大阪電通大)・大寺 亮(神戸情報大)
近年,デジタル画像の加工技術の向上により画像の改竄が容易に行えるようになった.改竄手法の1つとして部分複写が挙げられるが,複写時に加工(回転・スケーリング・輝度変化等)を施された場合,検出は困難となる.そこで,提案手法ではCSIFTを用いた特徴点抽出を行い,特徴点同士のマッチングにより部分複写の検出を行う.CSIFTによって抽出された色不変特徴は回転やスケーリングに加え,照明変化に対して頑強な特徴である.この色不変特徴を用いることで,既存の手法では検出できなかった,輝度変化を施した部分複写の検出や輝度勾配の緩やかな画像における部分複写の検出を実現する.