FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
H-026
SIFT特徴量の検出位置を考慮した同一人物検索手法に関する研究
竹添亮平・大野将樹・獅々堀正幹(徳島大)
近年,大容量メディアの発展により膨大な量の画像を管理できるようになった.本研究の目的は,このような膨大な量の画像データから同一人物の顔を検索することである.従来の顔検索ではHaar-like分類器を用いてクエリと検索対象から顔を絞り込み,特徴量を取得していた.しかし,背景などのノイズが入ってしまうため特徴点の誤検出が発生する.本研究では,HSVの肌色検出によりノイズの除去を行い,肌色箇所の特徴量を取得し検索を行う.実験の結果,クエリとなる顔が一定の大きさで正面を向いている場合,従来手法よりも高い精度を得られることが分かった.