FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
H-010
RGB-Dカメラを用いた物体の体積推定手法の構築
齊藤圭佑・酒井 道・宮城茂幸(滋賀県大)
本稿では2台のRGB-Dカメラを用いた物体の体積推定手法を提案する.リンパ浮腫の経過観察では患部の体積を測定する必要がある.このとき患者の負担を考慮すると,計測時間の短縮・非侵襲性が要求される.また在宅での看護ケアのためには計測システムの携帯性や可搬性も必要である.そこでKinectのようなコモディティ向けのRGB-Dカメラ2台のみを用い,非接触かつ容易な体積推定を目指す.まず,較正板を撮影し各カメラの姿勢推定を行う.その後2方向から取得した測定対象の点群データを統合する.GarciaとOtterstenによる手法を改良し測定対象面および内部のボクセル化を行う.これらのボクセル数を計数し測定対象の体積推定を行う.