FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
G-009
超音波動画像に対するSnakesアルゴリズムを用いた正中神経の抽出
片山康太郎・柴田啓司・笹木 亮・長田龍介・堀田裕弘(富山大)
整形外科では末梢神経障害の診断の際に画像診断手段が求められている.近年では超音波画像の解像度の向上により,神経長軸に対する垂直断面の画像で神経部位を見ることが可能となった.しかし,索状構造体である末梢神経の病巣の把握には,垂直断面の画像だけでなく3次元的な情報が求められる.このためには,人の手で超音波プローブを操作するより高い再現性で動画像を撮影する手段,そして機械的に末梢神経を抽出する手段が必要である.本研究では,手根幹を走行する正中神経を対象として,一定速度で超音波プローブを走査可能な自動撮影装置を製作し,自動撮影装置で撮影した動画像からSnakesアルゴリズムを用いて正中神経を抽出した.