FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
G-002
導電性布電極を用いた心電計測のノイズ低減に関する要素研究
鈴木 裕・阪田 治・森澤正之(山梨大)
日常的に心電をモニタリングをすることができれば心疾患の早期発見が望め,重篤に至らずに対処することが可能となるケースが考えられる。そこで粘着性の無い導電性布電極を用いて心電をウェアラブルにまたは非接触で長期計測する方法の開発が進められている。しかしながら,導電性布電極から採取される心電にはホルタ―心電計等により採取される心電よりも大きなアーチファクト成分が重畳することが分かっている。そこで本研究では信号処理によりアーチファクト成分を低減させQRS波を検出する方法について検討した。具体的には,ウェーブレット変換(Symlet,Biorthogonal),経験的モード分解(EMD:Empirical Mode Decomposition),ウォルシュ変換を用いて,その効果について調べた。