FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
F-035
マルチエリア型人感センサを用いた在席・離席検知と知的照明システムへの応用
寺井大地・三木光範・上南遼平・川田直毅・間 博人(同志社大)
我々は執務者が要求する任意の照度を任意の場所に最小の電力で実現する知的照明システムを提案している.知的照明システムでは各執務者が在席・離席を手動で変更しているが、適切に変更しない執務者がいた.そのため,離席しているにも関わらず,不要な照明が点灯しており省エネルギー性が低下していた.そこで,在席・離席状態を自動検知する手法を提案する.本研究では,検知範囲内の温度を出力するマルチエリア型人感センサを用いる.検出した温度とその時間差分を用いて在席・離席を検知する.検証実験の結果,在席・離席状態の検知が可能であると確認でき,提案手法を組み込んだ知的照明システムの省エネルギー性が向上することを示した.