FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
F-027
回帰分析を用いた企業価値評価モデルの構築と検証
田中綾乃・荒川正幹(宇部高専)
株式投資においては、企業の価値を正確に評価することが重要である。これまで多くの企業価値評価モデルが提案されているが、投資における意思決定に実用できる精度ではない。本研究の目的は、精度の高い企業価値評価モデルの構築、およびその検証である。日本の株式市場に上場する2,061社を対象とし、企業の財務指標を説明変数、市場におけるその企業の時価総額を目的変数として、サポートベクターマシンによる回帰分析を行った。また、モデルによる推算値から各銘柄の割安度を求め、その後の株価の動きとの関係を確認した。さらに、感度分析によって、モデルの解釈および妥当性の検証を行った。