FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
F-019
SpikePropにおいて余分なスパイクを抑制する学習法 : ネットワーク構造の自動調整による構造依存性の軽減
松本 崇・高瀬治彦・川中普晴・鶴岡信治(三重大)
SpikePropはBotheらにより提案され,Booijらにより拡張されたスパイキングニューラルネットワークの一種であり,複数の出力スパイクの時刻を調整できる.しかし,出力スパイク数を調整できないため,時系列パターン処理装置として用いることが困難である.これまでに我々はこれを解決する手法を提案してきた.しかし,これらの手法の学習性能は初期ネットワーク構造に依存している.本稿では今まで提案してきた手法を組み合わせることで適切なネットワーク構造を自動で獲得できるようにする.これにより,学習性能の初期ネットワーク構造への依存性を軽減できた.