FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
F-017
不確実性を含むカーリングにおける先読み手法の提案と有効性検証
加藤 修・飯塚博幸・山本雅人(北大)
カーリングには,さまざまな試合状況下で次にとるべき最適な行動選択においての高い戦略性,および投球時の手ブレなどによる結果の不確実性が存在する.本研究ではカーリングにボードゲームの探索手法を適用し,盤面のストーン配置や行われた投球数を局面,投球の目標座標を候補手として不確実性を考慮したゲーム木の作成手法を提案する.また盤面情報を用いた局面評価関数を提案し,これに基づくコンピュータプレイヤを作成する.ここでは探索の深さと勝率の関係性を検証し,不確実性を含むゲームにおける先読みの有効性を明らかにした.