FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
F-008
音声の音響的特徴を考慮した感情を付与した音声合成手法
平井秀人・芋野美紗子・土屋誠司・渡部広一(同志社大)
近年ロボットは医療や介護などの分野で人のパートナーとして活動する事が求められている.そのためには人とコミュニケーションが取れ,親しみを持ってもらえることが望ましい.人間は音声を用いて会話をしており,ロボットの出力に音声を用いることは,親しみを持たせる一つの手段であると考えられる.そこで,ロボットが出力する音声に感情を付与し,人間にとって違和感がない音声合成手法を提案する.本研究では人間の発話に関する特徴である基本周波数,発話時間,声の大きさを抽出し,その特徴を音声合成する際に付与することで感情音声合成を行った.人間がその感情の音声だと約5割の精度で認識した.