FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
F-002
Balanced Random Forestを用いた特徴量抽出に基づく重症度判定システムの構築
山田雄基・濱上知樹(横浜国大)
本稿では定量的な評価ができ,利用者の負担が小さい重症度判定システムを提案する.
近年,救急出動件数が増加傾向にあり,救急搬送者に占める軽症の傷病者の割合も依然として高い.そこで,不要不急な救急要請を減らすために救急受診ガイドが導入されている.このシステムによって,通報者自身でも救急要請の必要性などを確認できる.しかし,医師の経験則を基に作成されているため定量的な評価に至っておらず,また利用者への負担が大きいという課題がある.
そこで,これらの課題を解決した提案システムを構築する.
実験によって,Balanced Random Forestを用いた特徴量抽出の有効性が明らかになり,CARTと組み合わせることで提案システムの構築が可能になった.