FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
E-018
ブロック単位の語句の出現頻度に基づく特許分類支援システムの提案
槫松理樹(岩手県大)
本稿では,権利調査などにおける特許公報処理支援を行うために,特許が解決しようとする課題とその手段の候補を推定する手法を提案した.本手法では,専門家が事前に課題分類・手段分類を抽出した特許における語句や語句組の出現情報をもとに新規特許の分類を推定する.専門家の協力のもとに行った評価実験においては,課題分類・手段分類の組について上位10%以内に正答が含まれる割合は最大で,約44%であった.今後は,語句の切り出し方や計算方法の再検討,学習機能の追加などによる改善を進める予定である.