抄録

◎大塚達也・立間淳司・青野雅樹（豊橋技科大）

インターネット上には商品やサービスに対するレビュー文が大量に蓄積されている．商品やサービスを提供する企業は，レビュー文に書かれている苦情や要求を参考にして，商品やサービスを改良することができる．しかし，大量のレビュー文のすべてを読むことは困難である．
本研究では，レビュー文を(褒め，苦情，ニュートラル，要求，評価なし)に分類するための素性を提案する．素性は，単語感情極性と文法的な表現を基に基づいている．提案した素性を「楽天データ公開」において公開されている筑波大学文単位評価極性付きコーパスを用いて評価した．