FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
E-009
英文と日本語文の両文に適応可能なリーダビリティ指標の検討
赤木信也・納富一宏(神奈川工科大)
リーダビリティは,文章の読みやすさ・分かり易さを示す指標であり,マニュアルの質保証や教科書の選定を目的として研究が行われてきた.本研究では,既に一般化している英文のリーダビリティ指標が最適な構成であると仮定し,FRE, FKG, ARI, CLIに基づいた日本語文のリーダビリティ指標を作成するとともに,提案指標による日本語文章評価の適用可能範囲や評価値の妥当性について検証することを目的とする.本稿では,提案指標の評価値が英文と日本語文でどの程度乖離しているか確認するため,英文とその英文を翻訳した日本語文に対して提案指標による評価値の取得を行い,評価基準の統合について考察した結果を報告する.