FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
E-003
時間指定を考慮したメドレー曲自動生成手法に関する研究
柏田 成・獅々堀正幹・大野将樹(徳島大)
本研究は,楽曲演奏時間を指定し,音楽的・音響的に違和感の少ないメドレー曲を自動的に生成することを目的とする.
本研究では,メドレーに使用する各楽曲における各パートの秒数の組合せを抽出することによって,メドレー候補を作成し,指定時間付近で最も自然なメドレーを出力可能なパート組合せを決定することで,メドレーの楽曲演奏時間を考慮した.
実験により,98メドレー/160メドレーが指定時間から前後5秒程度の時間差でメドレー曲の出力が可能であることが示された.また,被験者実験による音楽的・音響的違和感の個数も2.9個/1メドレーから2.817個/1メドレーという結果となり,違和感が増加することは少なく,提案手法の有効性が示された.