FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
D-046
応用の動作情報を用いたデータ保存位置の最適化による仮想化環境におけるストレージ電力の低減
谷貝俊輔・山口実靖(工学院大)
データセンターなどで多数の計算機が稼働し,その消費電力が大きな問題の一つとなっている.ストレージは電力消費の大きな要因のひとつであり,その消費電力の低減は大きな課題といえる.また仮想化技術はクラウドコンピューティング環境などで普及しており,今後さらに普及していくと考えられる.
本稿では,クラウドコンピューティングなどで使われる仮想化環境に着目し,アプリケーションの動作情報を用いた,ストレージ省電力手法の仮想計算機での適応について考察する.具体的には仮想化環境におけるデータ保存位置の最適化を行い、少ない性能劣化での大きなストレージ消費電力の低減手法を提案し性能評価によりその有効性を示す.