FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
D-041
サービス利用状況に着目した情報格差観測データ流通基盤の設計
岩田翔汰・中平勝子・北島宗雄(長岡技科大)
現代のインターネットにおける情報格差(以降,情報格差)は,基盤,利用,効用それぞれの行為に対して発生しうる.本稿では,利用情報格差に着目し,その動向調査を継続的に行うために必要な情報格差観測データの分散管理・提供手法についての検討を行う.今日、非常に速いスピードで様々なサービスが生み出され、普及・衰退していくが、それらのサービスの利用における情報格差をリアルタイムに把握することは困難である。利用情報格差は,既存サービスのみならず新規に生じたサービスへのアクセス困難度も問題となるため,常に多地点での継続的観測および情報共有が必要となる.そのための適切な観測データ共有のスキームについて言及する.