FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
D-016
現在待ち時間の見える化による通院患者の不満軽減に関する提案
中本陽一・藤原明生(神戸情報大)
医療系コンサルティング会社の調査によると,医療機関を受診する患者の不満の上位に待ち時間がわからないという問題が挙がっている.本研究はこの問題に着目し,待ち時間の見える化を行うことで通院患者の不満軽減を図るものである.具体的には,患者の通院時間,診察開始時間,退院時間をICTで計測することによって,サービス時間(診療開始から退院までの時間と定義)を計算してデーターベース化し,現在待っている患者の平均サービス時間の総和から,通院して来た患者の待ち時間を算出する方法を提案する.論理的な待ち時間計算に比べ,より実時間に近い算出を目指す.最終的には検証によって,待ち時間に対する不満の割合を減少できるか確認を行う.