抄録

○浦田啓介・成　　凱（九産大）

　膨大なデータを解析して、ビジネス等の分野に活用する目的でビッグデータに関する研究開発は活発になっている。ビッグデータの利活用の試みとして、我々は、飲み会を代表とするイベントの履歴データに着目し、イベント履歴に基づくレコメンデーション機能の開発を行った。飲み会は、職場の親睦を深めるのに有効な方法として広く利用されている。しかし、イベントの立案、日程調整、予約など、担当幹事は、イベントを成功させるために、様々なノウハウや情報が必要である。本研究では、過去に開催されたイベントに関する情報をイベント履歴として大量に蓄積しておき、イベント履歴を解析し、分析結果から相応しいイベントを幹事に推薦することで、企画から開催、終了といった一連の作業を支援するシステムを提案し、イベントの企画する段階で、過去のイベントのジャンル、人数、日時、地域、予算、参加者の評価などの属性を総合的に評価することで類似したイベントを推薦する。