FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
D-003
潜在意味解析などを利用した英文用例の自動生成
来住伸子(津田塾大)・岸 康人(神奈川大)・久島智津子・田近裕子(津田塾大)
英語を母語としない英語学習者、とくに社会人の英語学習者が英語を効率的に学ぶには、実際に利用する可能性の高い語彙や用例を使った教材が必要である。そのような英語教材を作成する第一歩としてコーパスの利用が始まっているが、出現頻度による語彙リスト作成や、人による語彙リスト作成が主に行われている。本研究では、実際に利用する可能性の高い語彙、または、学習者が利用しそうだと思える語彙や用例を自動生成するツールの開発を目指すことにした。
 この報告では、その研究の第一段階として、同じテキストデータに潜在意味解析などの数種類のアルゴリズムを適用して、どのような語彙や用例を生成するかを調査した結果を報告する。また、自動生成した語彙や用例を今後どのように評価していくべきかについての考察も報告する。