抄録

◎佐生隼一・岩沼宏治・山本泰生・黒岩健歩（山梨大）

正の相関ルールとは，アイテム集合の出現の共起関係を表したものである．それに対し，負の相関ルールはアイテム集合の出現と非出現の関係を表したものである．正の相関ルールと比べ，負の相関ルールはあまり出現しないアイテム集合を用いるために，その数は膨大となる．そのため，負の相関ルール抽出問題は困難であることが知られている．本研究では，極小生成子(minimal generetors)を用いた負の相関ルール抽出アルゴリズムを新たに提案する．実証実験を行い有用な結果が出たので報告する．