FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
C-017
危険要素抽出に基づく高安全知能システムの高品質化とVLSIプラットフォーム
大河原茂樹・亀山充隆(東北大)
我々の身の周りの実世界環境には多様な危険が存在する.そのため,種々の危険要素の抽出に基づき人間にふりかかる危険を事前に検出し,警報を与える高品質な高安全知能システムの開発が期待されている.高安全知能システムは,危険要素を抽出し統合するという段階を経て最終的に警報を与えるというプロセスからなる.高安全知能システムを構築するにあたり,危険が存在するときはできるだけ見逃しを少なくする手法,また,実世界環境において複数種類の危険に対して,リアルタイムで応答する高速かつ低電力な計算プラットフォームを開発する必要がある.本稿では,高安全知能システムの高品質化のための手法とそれに基づくVLSIプラットフォームについて述べる.