FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
C-013
センサやデバイスに着目した要求分析方法の提案
下山直起・松野 裕・平山雅之(日大)
組込みシステム開発では機能を実現するためにセンサ,アクチュエータやマイコン等のデバイスの決定が不可欠である.特に開発初期に行う要求モデリングではこれらのデバイスを考慮しながらモデルを繰り返し推敲していく必要がある.しかしSysMLに代表されるモデル記述では,初期のデバイスが決定されていない状況からスタートし,モデル推敲の過程でデバイス関連情報をどのように抽出整理してモデルに反映していくかは十分に議論されていない.本稿では,実際の組込みシステムを題材にSysMLによりモデリングを行い,SysMLの各図にデバイス関連情報をどのように織り込んでいくかについてタイミングや考え方を検討し,得られた指針について報告する.