FIT2015第14回情報科学技術フォーラム 開催日:2015年9月15日(火)~17日(木) 会場:愛媛大学城北キャンパス
抄録
C-006
クラウド型知的照明システムによる大規模オフィス環境での照明制御における制御コンピュータにかかる負荷検証とメモリ使用量削減手法の提案
中原蒼太・三木光範・松下昌平・間 博人(同志社大)
著者らは執務者が設定した照度と色温度を提供する知的照明システムの研究を行っている.今後大規模オフィスへ導入する際,現在の知的照明システムは1GBのメモリのPCだと4エリアを制御するのが限界なため,大規模オフィスに導入すると制御PCの台数が増え,初期コストが増大する.そこで,1台のPCで複数エリアを制御するクラウド型知的照明システムの実現可能性の基本的な検討を行う.本研究では1台のPCで複数エリアを制御した際の計算負荷を検証する.そして,そのメモリ使用量の削減手法を提案する.提案手法により,メモリ使用量を約50%削減でき,制御可能エリア数を約2倍に増やすことができた.