
抄録
B-026
Javaプログラムの逆方向解析
◎稲船哲也・平中幸雄・武田利浩(山形大)
現在,プログラムのテストに使われているツールは順方向解析を利用しているものが多い。順方向解析とはプログラムの入力に対して出力された結果が,想定内の出力になっているかどうかでプログラムにバグが有るかどうかを確認する方法である。しかし,順方向解析の欠点はテストを行った入力のパターンの,出力結果でのバグの有無しか確認できないことである。これではプログラムに安全性の問題が残っている可能性がありながらプログラムを運用していくことになる。
そこで,本研究ではプログラムに安全性の問題が残っているかどうかを明らかにするために,出力から逆方向にプログラムを解析することでその原因を求める,逆方向解析によるテストプログラムを提案し,開発を行う。